サイバーセキュリティ戦略を効率的に進めるための5つの実践法 2023年6月02日 The number of cyber attacks continues to grow. Worldwide, according to researchers at Check Point Research, there was an increase of 28% in the third quarter of 2022 compared to the same period in 2021. Companies are obvious targets – the average number of attacks is now more than one per week. 続きを読む
CI&T、オーストラリアとニュージーランドに事業拡大! 2020年8月28日 グローバル企業のデジタル変革を支援するCI&Tは、本日、オーストラリアとニュージーランド(ANZ)への事業進出を発表いたします。 続きを読む
ITモダナイゼーション:ビジネスの競争力強化の鍵となる3つのポイント 2023年6月26日 ITモダナイゼーションとは? 近年、経済産業省やデジタル庁の取り組みを筆頭に、多くの企業や組織がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、ビジネスの競争力向上とイノベーションを促進しています。 続きを読む
コグニティブと生成AIの違いとは? 顧客中心のリアルタイム体験とビジネス実装の本質 2018年10月17日 | 分程度で読める記事です 人工知能機械学習 By Lucas Persona 「コグニティブ(Cognitive:認知)」とは何かと10人に尋ねれば、きっと11個(!)の違った回答が得られます。昨今では、コグニティブ・機械学習・AI・ディープラーニング・予測アナリティクス・データサイエンスなどに関する誇大な宣伝(ハイプ)により、いったいコグニティブとは何を意味するのか、そしてなぜそれをあらゆる顧客タッチポイントやシステム開発に適用しなければならないのかを、ロジカルに説明することが難しくなってきました。しかし、このコグニティブの概念を正しく把握することは、経営層・デジタル戦略担当・体験デザイナー・事業責任者・そして開発者に至るまで、現代のビジネスに関わるすべての人にとって極めて重要です。各分野について明確なビジョンを持ち、自身の日々の業務やシステムアーキテクチャへの影響を理解する必要があります。まず、コグニティブとは何かを、ビジネス(Business)・機械学習(Machine Learning)・UX(ユーザー体験)に関連づけて、以下の概念図に配置してみます。 コグニティブを構成する3つの要素(Business × Machine Learning × UX)の交差点 コグニティブの本質:単なる「実行」から「動的な適応」へ コグニティブの本質とは、「機械学習というテクノロジーの力を用いて、ビジネスという文脈のなかで、利用者にダイナミック(動的)な体験を提供する能力」です。 つまり、利用者の潜在的なニーズや意向の予測に基づき、システムがパーソナライズされた応答をリアルタイムに返すことを意味します。直感的かつ効率的な方法で情報や機能を提示することにとどまらず、利用者のニーズや意図にシステム側が「積極的かつ自律的に応える」ことこそが、コグニティブの真価です。 コグニティブの定義は、アナリティクス、予測/アドバンスト・アナリティクス、データサイエンスなどに関連したものなど多岐にわたりますが、これらはどのように相互関連しているのでしょう? これを簡単に説明するために、さらに大きな概念図を描いてみます。 コグニティブとデータサイエンス/アナリティクスを分かつ「視点」と「時間軸」の差異 コグニティブとデータサイエンス/アナリティクスの違い コグニティブとデータサイエンス、あるいは従来のアナリティクスを分かつ最大の差別化ポイントは、その「視点(中心軸)」と「時間軸」にあります。 コグニティブ: 【顧客中心】であり、ユーザージャーニーの「最中(リアルタイム)」に発生し、積極的に体験へ影響を与えます。 データサイエンス/アナリティクス: 【企業中心】であり、インタラクションが「終了した時点(過去)」でデータを回収し、分析および判断のサイクル(ダッシュボードやレポート)に基づきます。 コグニティブの成果は、ユーザーに直ちにポジティブな体験変化をもたらすことですが、アナリティクスの成果は、企業が後から見直すためのダッシュボードとレポートです。 これをより直感的に理解するために、2つの具体的なビジネスシーンでアプローチの違いを比較してみましょう。 (例1)ECでのカート離脱 アナリティクス: 顧客のカート離脱率を「月次レポート」で把握する。 データサイエンス: カート離脱した顧客をセグメント化し、最適なメールリターゲティングの施策を見つける。 コグニティブ: 顧客がまだユーザージャーニーの「最中」にいる段階で、カート離脱の可能性をリアルタイムに予測し、それを回避するためにその場でクーポン提示やUIの動的変更を行う。 (例2)金融商品のクロスセル アナリティクス: 既存顧客に対して、ある金融商品のクロスセルの可能性を評価する。 データサイエンス: 既存顧客の過去データから、クロスセルの可能性が高い傾向を持つ商品グループと顧客セグメントを抽出する。 コグニティブ: ある特定のユーザー(=1人のセグメント)の現在および過去のリアルタイムな行動履歴に基づいて、今まさに最適化された金融商品を画面上に自動提示する。 ジャーニーのあらゆる段階で、ユーザーのどんな「問い」に答えたいか。いかに「問い」を特定し、それに積極的に応えられるかが重要です。これを実行できるシステムこそが、真の「コグニティブ・デジタル・プロダクト」なのです。 2026年の視点:顧客体験(UX)からシステム開発プロセス(SDLC)のコグニティブ化へ Lucas Persona 氏が指摘した「 Business × Machine Learning × UX 」によるリアルタイムな顧客体験の最適化は、現代のデジタルプロダクトにおいて必須の要件となりました。しかし、2026年現在、エンタープライズ企業は新たなシステム上のパラドックスに直面しています。 それが、「フロントの顧客体験をコグニティブ化するために、バックエンドのソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)が渋滞を起こしている」という問題です。 先進的な企業はすでに生成AIを導入し、コードを書くスピード(Execution)を2倍以上に加速させました。しかし、デリバリー全体のリードタイムは比例して短縮されていません。なぜなら、AIによって Abundant(豊潤)に生成された成果物を、人間がレビューし、ガバナンスを通し、承認するプロセス(Decision-making)が、新たなボトルネックとして立ちはだかっているからです。 ⚠️ ソフトウェアデリバリーの真の制約は「コード生成」から「意思決定(Decision-making)」へシフトした。 この課題に対するCI&Tの答えが、コグニティブの概念をソフトウェアデリバリーそのものに適用した「Agentic SDLC(自律型SDLC)」へのシフトです。 意思決定をオーケストレーションする「Agentic SDLC」 単に人間のタスクをAIツールで補強する(Augmentation)段階は終わりました。これからのコグニティブ・エンタープライズが目指すべきは、人間とAIエージェント、そして各種ガバナンスツールをひとつの living system(生きたエコシステム)としてコーディネートする「意思決定のオーケストレーション(Decision Orchestration)」です。 【従来の直線型SDLC】[要件定義] ──> [コード生成(AIで加速)] ──> (人間のレビュー待ち渋滞) ──> [承認・リリース] 【コグニティブ型:Agentic SDLC】[ビジネスの意図] ──> [AIエージェント群による継続的検証 (Continuous Validation)] ──> [リアルタイム意思決定] システムが「 Statistics(統計)」や「 Big Data(ビッグデータ)」を溜めるだけの企業中心のアナリティクスから脱却したように、ソフトウェア開発も「ステージごとの承認ゲート」という過去の運用モデルから脱却しなければなりません。 要件定義は詳細な仕様書ではなく「Intent(ビジネスの意図)」へと進化し、コグニティブなAIエージェントが、コードがビジネス要件、セキュリティ、コンプライアンスを満たしているかを「継続的かつ並列に検証(Continuous Validation)」し続けます。 これにより、 work(成果物)がステージ間で待機する時間を極限まで削減し、デリバリーパフォーマンスを次の桁数(5x〜20x)へと押し上げることが可能になります。 結論:真の顧客中心主義は、動的な組織とシステムから始まる 顧客の行動履歴に基づきつつも、静的な体験や硬直したシステムを提示し続けることは、顧客中心主義(Customer Centricity)の本質を欠いていると言わざるを得ません。 よりダイナミックかつパーソナライズされた顧客体験を、市場のスピードに合わせてリアルタイムにデリバリーし続けるためには、プロダクトそのものだけでなく、それを生み出す開発プロセス(SDLC)そのものにコグニティブな変革を導入する必要があります。 それは、Statistics(過去)に依存する旧来の operating model から脱却し、Machine Learning とビジネス、そしてUXをリアルタイムに繋ぐ概念を、組織全体で把握することから始まるのです。 関連ホワイトペーパー資料ダウンロード CI&Tの独自AIエンタープライズエコシステム「CI&T FLOW」および、意思決定の latency(遅延)を極限まで削減する「Agentic SDLC」のフレームワークをまとめた文書は、以下よりダウンロードいただけます。自社のIT operating modelの流動性(Flow efficiency)を評価する個別診断セッションも受付中です。 Lucas Persona Chief Digital Officer, CI&T 0