CI&Tによる、2021年小売業界のトレンド3選

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CI&T , Melissa Minkow

新しいショッピング体験

新型コロナウイルス流行が拡大する前は、BOPIS(ECサイトで購入した商品を店舗で受け取る仕組み)などのショッピング方法は、消費者にとってあまり価値がありませんでした。しかし今では、店頭購入のスピーディーさとオンライン注文の利便性が組み合わさり、多くの買い物客に評価されています。CI&Tのショッピング体験に関する消費者調査では、回答者の83%が、過去3ヶ月以内にオンラインで商品を見てから実店舗で買い物をしたことがあると回答しました。そこで、当社のUXデザインチームは、業界調査の一環として、このようなショッピング方法について28社の小売企業をランク付けし、2021年以降の戦略において、最善の準備をしている企業を決めました。2020年の消費者行動の急速な変化を考慮すると、コマース技術のイノベーションへの早期投資を継続している小売企業は、売上だけでなく、より多くの顧客獲得が期待されます。

需要の予測

小売業において、需要予測モデルはかつてより必要とされてきました。そして、小売企業がコストやマージンを最小限に抑えるのに苦労しているという話をよく耳にします。コロナ拡大のスピードと、ビジネスへの予測不可能な影響が全産業に及び、これまでの需要予測がいかに脆弱であるか、そしてどれだけの情報が必要であるかが明らかになりました。また、近年の異常気象や、SNSのグローバル利用の拡大は、より精度の高い計画システムの必要性をもたらしています。これまでの需要予測モデルは、最小限のインプットに頼っていただけでなく、逆物流や再分配の要素が取り入れられていないものが多く見られました。2020年は、既存の需要予測モデルを再検討する絶好の動機付けとなり、2021年は、より精度の高い予測技術を活用し始める年となることでしょう。

サステナビリティ(持続可能性)

サステナビリティに関する消費者調査では、40%の回答者が、2020年はよりサステナブルで環境にやさしいブランドや販売店を選ぶようになったと回答しています。また、31%の人は、そのブランドのサステナビリティへの取り組みが不十分であったために、そのブランドからの購入を止めたとも回答しています。消費者がより持続可能なブランドを選択する余地は十分にありますが、Gap、Lululemon、Target、Walmartなどの大規模小売業者は、より環境に優しいブランドであることを強調しています。Z世代のサステナビリティへの関心の高まり、ファストファッションへのニーズの低下、生産や納期に対する消費者の寛容性の高まりなど、デジタルでの情報収集の広まりが小売企業の環境破壊の削減に大きな役割を果たす背景を確立しつつあります。

CI&Tの2021年の小売予測については、A1 Retailの記事をご覧ください。(英語表記です)


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Melissa Minkow CI&T

Melissa Minkow

Retail Industry Lead