コニカミノルタ: イノベーションの進化
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ハードウェアサプライヤーからDXエージェントへの道のり

自然界で変革が起こるときの絶対的な法則は「適者生存」です。しかし、ビジネスでは「賢い者の生存」と言えるでしょう。コニカミノルタは、そのようなビジネスインテリジェンスの本能から、製造業の視点からサービス業の視点へと転換することで、新たなビジネスを創造するチャンスを見出したのです。

同社は、元々のブランド力を活かし、中小企業向けに管理用ITサービスを提供するという、革新的で野心的な取り組みを行いました。これは、Wi-Fiやユーザー管理からストレージ、バックアップまで、高度なITスタッフを持たない顧客企業が必要とするすべてを仮想的に管理することが可能です。

アイデアや技術はあっても、製品提供からサービス企業への転換は別物です。そこで、コニカミノルタにとって、これまでのIoT関連の研究開発における信頼できるパートナーとして、長年関係性を構築していたCI&Tが協力を依頼されました。DX支援経験の豊富なCI&Tは、コニカミノルタの変革を導くためのロードマップを共同で作成し、プロジェクト成功を支援することを使命としていました。CI&Tとコニカミノルタは一つのチームとして協力し、移行を成功させるためには、プロセス、人材、テクノロジーの3つの領域が重要であると判断しました。

コニカミノルタのチームメンバーは、ハードウェア開発をウォーターフォール的に行う従来の手法に慣れていました。そこでCI&Tでは、リーン、アジャイル、デザイン思考などの手法を導入し、開発プロセスに取り入れました。このハイブリッドアプローチを使用して、チームは社内にあった部門間の壁を打破し、さまざまな専門分野を統合することができ、新製品の定義と構築方法に根本的な変化をもたらしました。

3つの大陸に分散しているチームは、文化やスタイルも異なります。CI&Tは、世界中に散らばっているリモートチームと協力して、組織の既存のエコシステムを尊重しながら、新しいアイデアを導入し、協力し合い、勢いを生み出すための深い専門知識を身につけてきました。明確な目的、目標、そして顧客企業のエグゼクティブ層の賛同を得て、常に前進する機会を得ることができました。CI&Tとコニカミノルタは、それぞれのチームが一丸となって、うまく機能している技術を使用し、必要に応じて他のチームメンバーと協力して技術的障壁を改善したり、新しいツールを一緒に選定したりすることを約束しました。プロジェクトが複雑化した際には、CI&Tは他のプロジェクトでの経験を活かし、コニカミノルタのビジョンを確実に実現するための環境整備を指導しました。

プロセス、人材、テクノロジーは単なる要素に過ぎませんが、最も重要なのは、これら全てをまとめた結果です。2018年に完成したシステムは「Workplace Hub」と名付けられました。Workplace Hubは、スモールビジネスのITを統一するための最初のソリューションです。これは、日々のコスト管理を支援しながら、ビジネスをサポートする仮想のワンストップIT部門です。また、いくつかの新機能を組み込むことで、Workplace Hubはエンタープライズ市場で評価されるツールになる可能性があります。コニカミノルタのチームは、Workplace Hubの初期バージョンで開発のための実行可能なプロセスを構築した後、この拡張されたサービスの提供を加速させるために必要なプロセスと技術を整備しました。コニカミノルタは、Workplace Hubプラットフォームの上に専用アプリケーションを重ねることで、ヘルスケア、法律、教育などの市場における新たなビジネスを展開していきます。

結果

• ITインフラの監視とセキュリティ監視を24時間体制でお客様に提供
• Workplace Hub仮想マシンに20以上の統合アプリケーションを搭載
• 物理的なハードウェアをITソリューションに転換し、コニカミノルタをサービスプロバイダーとして位置づけた
• Workplace Hubは、スケーラブルなプラットフォームと将来のニーズに対応した追加マネージドサービスを提供する